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社員 奮闘記ブログ

鳶職人のキラビトへ8の質問

2020.7.17

現場で働くキラビトをご紹介します。

1.印象に残っている現場のエピソードを教えてください

入社して35年になり、数えきれないほどの現場に携わりましたが、どの現場にも思い出があります。
特にこれというものはなく、全ての現場で学んできたことが積み重なって、今があると考えています。
最近は、あきる野市にみらかHDの研究施設を建てています。
そこでお世話になっている所長は、長年にわたり当社を使ってくださっている方で、今回で4回目の現場です。このようなご指名をいただけるのも、これまでの積み重ねがあってこそだと思います。

2.記憶に残る失敗談を教えてください。

25年ほど前に、上野の博物館建設に携わったときのことです。
周囲が林になっていて葉が落ちるため、木に登ってネットを張っていました。
その作業を始めて1週間から10日ほど経ち、慣れが生じてきた頃、枝が折れて5メートルの高さから落下しました。
肋骨を折るだけで済みましたが、過信してはいけないと学んだ経験です。
現場での事故は、怪我をしたのが自分であってもメンバーであっても、大きな後悔に繋がります。
そのため、常に最新の注意を払って取り組むように心がけています。

3.安全第一のためにどんなことに気をつけていますか?

当たり前ではありますが、声かけは毎日行っています。
たとえスピードが落ちたとしても安全を重視しなくてはなりません。
横着せず、正しい手順を踏んで作業を進めるよう呼びかけています。
また、安全関連に関わらず、物事の言い方には十分気をつけています。

職長を務める場合、当然ですが、メンバーは自分より経験が浅く、技術もありません。
「そんなことはできて当たり前だろう」と思ったとしても、相手のレベルを理解したうえで指導することが大切です。言い方一つとっても、相手に気を配れない人には誰もついてきません。
これはお客様との信頼関係構築においても同じことです。
ぜひ皆さんにも気をつけてほしいと思います。

4.鳶の仕事をしていて良かったと思う瞬間は?

自分が立てた計画通りに作業が進んだ時の達成感はこの仕事のよさです。
また、長年にわたってお付き合いしてくださるお客様がいることもとても嬉しく思います。
指名でご依頼をいただくと、この人のために頑張ろうと思うものです。

5.ついつい出てしまう職業病はありますか?

長さをミリ単位で数える癖があります。例えば50センチを500ミリと言ってしまいます。

あとは、とび職をしている方なら全員そうだと思いますが、かっこいい建物には見とれてしまいます。

6.もし新人時代の自分に言えるとしたらなんと伝えたいですか?

「今、進んでいる道は間違っていないぞ」と伝えます。
親が鳶の仕事をしていたことがきっかけでこの仕事を選びましたが、これまでの仕事人生に一切の悔いはありません。もちろん、仕事がうまくいかず、どうするべきか悩むことはありました。
それでも、他の道を考えたことは1度もありません。僕があまり悩まない性格なだけかもしれませんが。(笑)

7.リフレッシュ方法を教えてください

多趣味で休みが足りません。
飼っているトイプードル2匹が日頃の癒しになっています。また、キャンプやツーリングをするのも好きです。最近はゴルフにハマっています。
仕事の付き合いでしかゴルフをすることはありませんが、張り切って新しいゴルフクラブを買ってしまいました。妻には「もう仕事じゃなくて趣味でしょう」と言われています(笑)

8.今後の目標を教えてください。

日比建設は日本一の会社を目指しています。それは、売上が日本一なのではなく、日比建設に頼めば間違いないと誰もが思うような、信頼度が日本一の会社です。
そのためには、結果をだすことが最優先だと考えています。
依頼された期間内に、無事故で完成させるのは当然のことです。今後はそれに加えて、プラスアルファの価値を提供できるよう努力していきたいと思います。

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