INTERVIEW_03
鈴木 龍也
追いかけたい背中がある。
だから、1日1日を
頑張れる。
鈴木 龍也
TATSUYA SUZUKI/2013年入社身体を動かす仕事の方が自分に合っているだろうな…とぼんやり考えていた、高3の秋。鳶職募集の求人票を見て「これだ!」と思い、卒業後、この世界に飛び込んでみたけれど、仕事を始めて約1年は楽しいことなんてなかった。先輩には毎日のように叱られる。身体は毎日筋肉痛。特に、夏場はツラい。暑さに体力を奪われて、倒れそうになる。それでも、任される作業の幅が広がって、大きな現場に関わるようになるにつれて、どんどん楽しくなってきた。
足場を組む仕事から、建物の骨組みを担う鉄骨部分の仕事へ。より責任ある領域を任されると、気持ちも引き締まる。
そういえば、仕事に慣れ、現場全体が見えるようになって気づいたことがある。職長を務める先輩のカッコ良さだ。数百人が関わる現場の中心に、僕の先輩が立っている。親父以上の年齢のベテラン職人を、引っ張っている。いつか自分も先輩のようになれるだろうか。いや、なってやる。