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社員 奮闘記ブログ
『玉掛け』『足場』『鉄骨』で、三種の神器がそろう!
2020.2.5
1.『玉掛け』の資格 (鳶を初めて半年から1年くらいで取得可能)
鳶の作業に関する資格は、数十種類にものぼるが、まず最初に取得するのは『玉掛け』と呼ばれる資格で、学科講習2日間、実技講習が1日あり、最後に筆記試験もあります。
とび職にとって、もっとも重要・不可欠な資格です。
例えばクレーンで荷を吊る時、吊り荷にワイヤーローブをかける作業を『玉掛け』といいます。
この玉掛けが重要とされる理由は、吊り荷が崩れて落下すると大事故になる、人の命に関わる危険な作業だからです。
クレーン作業では、玉掛け者とクレーンの合図者を選任します。
合図者は無資格でもできることになっていますが、鳶の作業では玉掛けと合図がセット作業が多いので、この2つは兼任で一括りになっています。
2.『足場』の資格 (作業経験3年以上必要)
玉掛けを取得し、鳶の経験が3年を過ぎる頃に取得できるのが『足場』の資格。
吊り足場や、張り出し足場、高さが5メートル以上の足場の組み立て解体・変更の作業には足場の有資格者を配置することが法律で義務づけられているので、足場の仕事を任されるためには絶対に必要となる資格です。
3.『鉄骨』の資格 (鉄骨に関する作業経験が3年以上必要)
足場と同じくらい経験を積んでから取得するのが『鉄骨』の資格。
高さが5メートル以上ある、建築物の鉄骨、鉄塔の組み立て解体、変更の作業には、鉄骨組み立て等作業主任者の有資格者を配置しなければなりません。
2日間の講習を受けた後、学科試験があります。
講習の内容は、主に作業に関する法律のことが多く、配られたテキストに対し、講師が解説をしながら講義を進めます