『人』に着目したインタビュー企画『フカボリ』 第2弾!!
目 次
鳶職人Fさんに、最近のブームや人生において大切にしていることなど、熱く語っていただきました。
1.子どものころの夢は?
子どものころは、宇宙飛行士になりたいと思っていました。
そのころ、まだ日本人の宇宙飛行士はいなかったので憧れていましたね。小学生のときから、友達と夜通しで星を見に行ったりしていました。
2.休日はどのように過ごしていますか?
基本、寝ているか、テレビを見ているか、車をいじっているかですね。テレビは、ニュースから映画まで何でも観ます。よく観るのは、NHKスペシャルなどのドキュメンタリー系。最近観た中では、深海やはやぶさについての番組が面白かったですね。今の愛車は、ワゴンRのマニュアル車。もう20万キロ走りました。その前の車は24万キロ走っていて、1台に長く乗るのが好きなんです。
3.趣味を教えてください
趣味は、バイク、ミリタリー関係の機械いじりです。最新鋭の設備や整備の知識に興味があるので、バイクやエアガンについてよく調べています。あとは、サバゲーや、戦闘機、戦艦も好きですし、アニメを観たり、絵を描いたりすることもあります。また滝が好きで、滝をよく見に行っています。いつか見てみたい滝は、エンゼルフォール。ヘリを使わないと行けませんが・・・。
4.最近はまっていることは?
日本の歴史、国史です。特に近代の歴史が好きですね。元々興味はあったのですが、アメリカで戦争に関する情報が公開された際、大東亜戦争あたりの話が教科書で習ったこことは違っていたのをきっかけに、はまりました。一体何が真実なのか、というところに興味があります。歴史を学ぶことができるオススメの本は、「中学歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書」。評価が分かれるかもしれませんが、非常に面白い一冊です。
5.あなたのゆずれないこだわりは?
今、目の前に自分がいたら、そいつと喜んで握手できるか。そいつと友だちになれるかを常に考えています。自分のことは自分にしかわかりません。自分の汚い部分を知っていても、目の前の自分と仲良くできるか。そんな想像をよくします。今の自分では難しいと思うので、今後それができるようにして行きたいと思います。
6.好きな場所は?
桜の花が散り葉桜となった時期に、風がバーっと吹いているところにいるのが好きです。新芽が出てきて活力的な感じがしますし、梅雨を控えているので嵐の前のザワザワ感もあり、色々と混ざっている雰囲気が好きですね。福生には桜を見ることができる場所がたくさんあるので、草原で寝っ転がって見たりしています。
7.仕事のモチベーションは何ですか?
道を極めることがモチベーションです。今まで長く働いてきましたが、まだまだ気づくことがたくさんあります。現場に最初から最後までいるので、とびの仕事に限らず、その他にも現場では多くの気づきを得ます。新しい技術を身につけたり、他の業者と一緒に働く際は、私たちとは違ったやり方を知ったりと、毎日が様々な発見で溢れています。また道を極めたと思っても、その先にはさらに道が続いているので、日々学べることがモチベーションですね。
8.人生の目標を教えてください!
夢は、宇宙か深海に行くこと。そして目標は、笑って死ぬことかな。最期は「いい人生だったな」と笑いたい。そのためにやれることは何でもやりたいと思います。
9.もしもお金も休みも思う存分にあったら何がしたい?
やりたいことを全部やると思います。現実的に考えるなら、深海に行ったり、戦艦に乗ったりしたいですね。
10.最期にメッセージをどうぞ!
継続は力なり。最後まで続けて残った人が、結局勝つのです。失敗の中にしか成功はないと思っています。例えば1、2回人間関係で失敗したとしても大丈夫。ドリカムの歌にもありますが、1万回やってダメでも1万1回目は成功するかもしれない。ということは、ひたすら続けるしかないのです。できる、できないではなく、何事においても継続することが大事だと思います。とび職は色々な仕事を覚えなければならないので、先が見えず不安になることもあるでしょう。しかし、不安というのはまだ見えないことに対して自分が勝手に作り出しているもの。それがどう転ぶかは分かりません。だから結局は継続していかなければ、何も見えないのです。道というのは不思議なもので、困難な道を辿っていても、また回り道をしていても、歳を重ね気づいたころにはゴールに辿り着いていることもあります。皆さんには、自分なりのゴールを目指してほしい、そしてそのために継続することを大切にしてほしいと思っています。