INTERVIEW_01
白戸 寛之
職長はあくまでも裏方。
現場全員の安全を
守ることが使命。
白戸 寛之
HIROYUKI SHIRATO/1998年入社24歳で職長になった。特別スゴい技術を持っていたわけじゃない。当時は人手が足りなくて「お前が行け」と言われたから行っただけ。案の定、現場で「何だ、この若造は」と白い目で見られた。毎日「職長はいつ来るんだよ」なんてチクチク言われたりもした。慣れるまではしんどかったけれど、職長の仕事ぶりを思い出しながら、無我夢中で仕事した。つらかった分、トラブルなく無事に現場が終わった時の安堵感や達成感は、今まで関わった仕事の中で一番。自信がついたし、仕事観も激変した。
若手の頃は「任された作業をこなせばいい」と思っていた。でも、職長になってからは、現場に関わる人全員が安全に仕事できるように、フォローすることにやりがいを感じる。職長は、職人達を支える裏方だ。だからこそ、「この現場はやりやすかった」と喜んでもらえた時は心底嬉しい。今後はお金の管理もできる職長になって、会社により多くの利益を生み出せるような交渉術を身につけたい。統率力と知力の両方を兼ね備えた職長になる。それが、今の目標だ。