鳶職の仕事に興味があるけれど、「いじめ」ってあるのかな・・・と漠然と不安に思っていませんか。確かに体格が良い人や強面の人も多いので、なんとなく「怖い」と思われてしまうのかもしれません。そんなイメージがあるため誤解されがちですが、実は鳶職にいじめはほとんどありません。むしろ他の業種の方がよっぽど多いんじゃない?というのが私の素直な思いです。
私の夫は現役の鳶職人で鳶歴30年のベテランですが、今まで職場でのいじめについて聞いたこともないのです
。仕事で行き詰まり、悩んでいることはあっても、人間関係のトラブルで悩んでいることはありませんでしたし、むしろ良好でした。ではなぜ鳶職にいじめが多いと思われているのか、そして鳶職のいじめが少ない理由について、鳶職の夫を長年近くで見てきた妻の目線でお伝えしていきます。
目次
1 鳶職にいじめが多いと思われてしまう理由
鳶職っていじめが多いの?そんな風に心配になった人もいるのではないでしょうか。
ではなぜ鳶職がいじめが多いと思われてしまうのでしょうか?その理由についてお伝えします。
1-1声が大きく怒鳴っているように感じる
鳶職は広い現場で、しかも様々な作業音がする中で声を掛け合って仕事をするため、必然的に声が大きくなってしまいます。むしろ、声が小さいと指示が聞き取れず作業に支障が出て危険なため、怒られることもあります。そのため、怒鳴っているように聞こえてしまい、怒りっぽくて怖い=「いじめ」というイメージがついてしまったようです。ちなみに夫曰く、鳶職人はプライベートでも声が大きい人が多いので、友人や家族に指摘された経験がある人も多いようです。
1-2愛ある指導だがストレート(直球)すぎる
鳶職人は後輩に、技術と知識を身につけて安全に仕事をして、自分の身をしっかり守って欲しいという思いから、熱い愛のある指導をします。しかし、つい熱くなりすぎて、語気を強めてしまうことがあります。また、ストレートすぎる言葉で指導する様子からいじめを連想してしまうのかもしれません。夫も、つい指導に熱が入り、家に帰ってきてから「言いすぎたかな・・・」と落ち込んでいるのを何度か見たことがあります。
1-3命を守るため本当に危ない時は怒鳴ることもある
鳶職の仕事は常に危険と隣り合わせです。そのため、本当に危ない場面では怒鳴ることもあります。これは、怒りから怒鳴るわけではなく、仲間の命を守るためなのです。たった一瞬気を抜いたり、油断したりするだけで命に関わる事故が起きてしまいます。事故防止のためやむを得ず怒鳴ることがあるということは理解しておきましょう。夫も危険な場面に直面して、つい怒鳴ってしまった・・・という経験はあると言っていました。
2 鳶職にいじめはほとんどない!
では実際、鳶職にいじめは多いのでしょうか?___結論、鳶職にいじめはほとんどありません。
夫も約30年鳶職人をやっていますが、いじめがあるという話は聞いたことがありません。
この章では、鳶職にいじめがほとんどないのはなぜなのかを見ていきましょう。
2-1 本気で怒ることはあってもいじめではない
鳶職人は、本気で怒ることはあっても、いじめることはありません。怒るというのも、本当に危険な場面や、安全管理を怠った時という場合がほとんどです。ベテランの鳶職人であれば、自分自身が作業中の事故でケガをした経験があったり、自分の携わった現場で死亡事故に直面した経験があるという場合もあります。現場にはたくさんの危険が潜んでいるということを、身をもって分かっているからこそ、本気で怒るのです。
本当に些細なことに思えても、それが大ケガにつながる・・・夫もそれで何度かケガをした経験があります。
安全管理は何より重要で、命を守るためだからこそ真剣に伝えたい、その気持ちから怒るように伝えてしまうことがあるのだそうです。
2-2メンタルを病む人はほぼいない
鳶職人で、仕事が原因でメンタルを病む人もほとんどいません。鳶職人はお互いの仕事ぶりや能力をリスペクトし合うという文化があるように感じます。仕事ができることを妬んだり、逆に仕事ができないからと陰湿な陰口を言うというようなこともありません。そのため人間関係や仕事に悩み精神疾患を患う・・・ということはまずありません。私自身も夫やその周りの鳶職人さんを見てきましたが、メンタルが原因で休職したり退職したりする人は会ったことがありません。
2-3オンオフの切り替えがあるさっぱりしている人が多い
鳶職人はオンとオフの切り替えができてさっぱりした性格の人が多いです。危険な高所作業では体力はもちろん集中力と精神力をかなり消耗します。そのため、仕事が終わればすぐに帰宅して明日に備えるという人がほとんどです。仕事中はもちろん、仕事後もわざわざ人間関係を拗らせる時間も必要もありません。それに、危険な高所作業ではチームワークが大切です。良い人間関係を築くことが、結果、自分や仲間の命を守ることにつながるからです。夫も仕事が終われば気持ちをサッと切り替えて、まっすぐ帰ってきますし、たまに同僚や後輩と1杯飲んでから・・・という時もあります。
2-4そもそもいじめなんかしている暇がない
工期に間に合わせるため、スピーディーかつ正確な仕事が求められるため、そもそもいじめをしている暇なんかありません。夫を見ていると鳶職の仕事は本当にタイトなスケジュールをこなしているなと感じます。そんな中、いじめに費やす時間はありません。夫は仕事中以外も、お昼休みはお昼を食べたら残りの時間は昼寝をしたりスマホゲームをしたりするしうですし、同じように過ごす人が多いそうです。周りに干渉する人が少ないため、いじめが発生する環境はほとんどありません。
3 もしいじめがあったら取るべき行動
いじめがどんなに少ないと言っても、もしかしたら意地悪な先輩鳶職人に出会ってしまうこともあるかもしれません。そんな場合に備えて、いじめを防ぐための対策をお伝えします。
3-1とにかく一生懸命に仕事をする
まずは、とにかく一生懸命に仕事をしましょう。一生懸命仕事をする人をいじめるような鳶職人はほとんどいません。万が一いたとしても、一生懸命に仕事をする姿は他の鳶職人がしっかり見ていますので、絶対に守ってくれますので、安心してください。
3-2実力をつける
仕事ができる・実力がある人は、いじめられません。実力をつけることが最大の防御になります。実力を評価されれば働きやすい環境になるでしょう。
3-3いちいち気にしない
何か理不尽なことを言われても、いちいち気にしないようにしましょう。その気持ちを引きずり続けると自分の精神衛生上も良くありません。仕事にも悪影響を及ぼす可能性がありますので、気持ちを切り替えることが大切です。
3-4いじめがひどい場合は転職して環境を変える
いじめがひどくて耐えられない場合は、転職して環境を変えるということも選択の一つです。いじめを回避するにはこれが1番です。理不尽ないじめに真っ向から立ち向かうこともいじめで辛い思いをしながら仕事を続けることも必要ありません。いじめのない会社、環境で鳶職としての仕事を全うしましょう。
4 日比建設ならいじめとは無縁!
鳶職はいじめがほとんどないとはいえ、全くないわけではないのか・・・と思った方もご安心ください。
日比建設ならいじめとは無縁です。夫も日比建設での勤続年数は10年ほどになりますが、いじめなどのネガティブな話は一度もありませんでした。むしろ、プライベートでも交流があり、とても仲がいい印象です。
私も夫の同僚の方数名とお会いしたことがありますが、みなさん気さくで優しく、すぐに打ち解けることができました。夫が長く勤めることができているのも日比建設の社員のみなさんのおかげなんだと思っています。
大きな現場が多く、仕事は大変なことも多いと思います。そんな時に支え合える仲間がいるのはとても心強いですよね。日比建設なら、経験豊富な先輩鳶職人が技術と知識を身につけるため親身にサポートをしてくれますので、不安を抱えている方・悩んでいる方も、安心して一歩を踏み出してみてください。
まとめ
いかがでしたか?鳶職のいじめがほとんどないということ、またなぜいじめが多いと思われてしまうのかが分かって頂けたでしょうか。この記事で、鳶職のいじめについての不安が少しでも解消できれば嬉しいです。
もちろん、いじめが全くないとは言い切れませんが、毎日いじめが横行して劣悪な職場環境ということは絶対にありません。鳶職に興味があるのなら、ほとんど起こることのないいじめを心配して諦めるのはもったいないですよ!日比建設でも、随時キャリア相談を行っていますので、まずは気軽に問い合わせてみてください。
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