夏の暑い日も冬の寒い日も、建設現場の第一線で活躍する鳶職人。仕事内容は肉体的にとてもハードに見えるため、「一体何歳まで現場で働くことができるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
結論から言うと、鳶職は年齢関係なく長く働ける仕事です。60代でも現役で活躍している鳶職人は珍しくありません。ではなぜ鳶職が長く働ける仕事なのか・・・その理由や何歳になっても現場で活躍し続けるための秘訣をお伝えします。
目次
1.鳶職は年齢関係なく働ける3つの理由
鳶職は長く働くことができる仕事です。一般的に65歳で定年という場合が多いですが、鳶職は健康であれば何歳まででも働けます。ではその理由はなんなのでしょうか?この章では、年齢に関係なく長く働ける3つの理由をお伝えします。
1.年齢に応じた働き方あるから
鳶職は年齢に応じた働き方ができます。若い時は現場でバリバリ力仕事ができますが、年齢が高くなればそうは行きません。鳶職は「きつい肉体労働」というイメージが強いですが、仕事内容は年齢や立場によって大きく変わります。力仕事ができなくなっても、現場で指示役に回ったり、知識を活かして若手のサポートをする等、働き方は多様です。しかし、年齢が高くなっても現場で活躍し続けるためには、若いうちに知識・経験・スキルをしっかり身につけておく必要があります。
1.2年齢によって体力が落ちても活躍できるポジションがあるから
年齢が高くなって、バリバリ力仕事ができなくなっても、活躍できるポジションが「職長」です。
職長は現場の管理・作業人数の管理・現場を円滑に回すための計画を立てる立場です。一般的には職長は自信が動かなくてもいい立場と言われていますが、動ける人は現場で作業に加わる人もいます。職長の多くは60代以上と言っても過言ではありません。前述した通り、もちろん知識・経験・スキルを兼ね備えておくことが大前提ですが、職長という立場で仕事ができれば、長く働き続けることができます。
1.3鳶の経験がある程度あれば50代でも需要があるから
鳶として働いた経験がある程度あるのなら50代でも十分需要があります。鳶職人が不足しているということもあり、鳶会社は採用に力を入れているところが多く、売り手市場と言えます。経験やスキルさえあれば働き先に困ることはありません。
2.年代別の働き方
2.1 [10代 〜20代]
10代〜20代の若年層期は知識も経験もないため、とにかくがむしゃらに働くしかありません。先輩職人にあれこれ指図されイライラすることも多々ありますが、先駆者の言うことは聞いておいて損はありません。この先の長い鳶人生がここで左右されます。そのためには働く環境というのも重要です。仕事ができて尊敬できる先輩がいる会社で経験を積みましょう。若年層でその先伸びる人の特徴はズバリ「負けん気が強い」です。少し古い考え方かもしれませんが、根性に勝るものはありません。10代・20代をどう過ごすかということが本当に大事です。この時期にしっかり知識をつけ、経験を積み、スキルを磨きましょう。
2.2 [30代]
世間では「30代が一番脂が乗っている」と言われますが、鳶職にとっても同じことが言えます。体力的にもまだまだ現場でバリバリ力仕事ができる年代です。そして30代までに身につけたことが、40代・50代を決めると言っても過言ではありません。30代までなんとなく仕事を続けてきてしまった人と、真面目にコツコツキャリアを積み上げてきた人とでは大きく差が出るのは当然のことです。鳶として長く働きたいのであれば、30代を大切に過ごしましょう。また、30代ともなれば家庭を持ち、責任も増えている人が多くなり、10〜20代の若年層に比べ安全面へ意識も高くなります。
2.3 [40代]
だんだんと体力に自信がなくなってくる年代です。それでも今まで積み上げたキャリアがあるため、現場では重要なポジションが与えらえます。職長からの指示で、若い職人にどう動けば効率的なのかをアドバイスしたり、指示役に回ることも多くなります。安全に作業するための方法を考えたりと、現場での力仕事も行いながら、そういった業務にも従事します。そして、もう1つ大事なことがあります。それは若い世代の後輩に好かれることです。指導する際に高圧的な態度は絶対にNGです。若手に慕われる存在になることは、将来的にメリットになります。若手に嫌われ、若手を従えて仕事ができないと、全ての作業を自分でやらなくてはいけなくなり、自分が苦しい思いをすることになってしまいます。
2.4 [50代以降]
今までの経験を活かし、いよいよ次なるステージに突入する年代です。現場で鳶のトップとなる職長を目指し、さらにスキル磨きをかけましょう。この年代での踏ん張りが、後々の鳶人生を大きく左右することになります。また転職を考えている人は、ブランクがあっても鳶としての経験があり再度雇用され、入社後一生懸命に働き実績を積めば更なる高みを目指すことも十分可能です。
3.鳶職として長く働くための秘訣
3.1メンテナンスが大事!体のケア・生活習慣の自己管理をしっかり行う
なんと言っても鳶職は体が資本です。体のメンテナンスはとても大事なことです。腰や膝の関節を痛める人が多いので、定期的に整骨院似通ったり、膝のサポーターを装着したり、体のケアはしっかり行いましょう。
また、鳶職人の朝は早いですし、危険な高所作業では高い集中力が必要になります。夜更かしやお酒の飲み過ぎで翌日の仕事に影響が出ないよう、生活習慣についても自己管理をしましょう。
3.2知識・経験・スキル
鳶職として長く働くためには、何度も言いますが、若い時にしっかりと知識・経験・スキルを身につけておく必要があります。若い時をどう過ごしたかで、鳶職としての未来は大きく変わります。年齢が高くなっても、真面目に仕事に取り組んでさえいれば、仕事はいくらでもあります。むしろ、経験豊富で、細かいことに気を配れて、落ち度のない仕事ができるベテランならば現場では重宝されます。
3.3現場が多い会社に入れば年齢が高くても働きやすい。
現場が多い会社を選択することも重要です。それは一体なぜなのでしょうか。例えば、在籍4〜5人の会社では、抱えられる現場は1つが限界です。そうなれば仕事でのポジションは常に固定されることになり同じ働き方しかできませんし、年齢が高くなれば体力的にもキツくなります。一方現場が多い会社ということは、在籍している職人が多いということです。現場が多く、職人も多い会社であれば、能力や年齢に応じて様々なプジションで働くことができます。日比建設は現場数も多く、全工程を外注することなく自社で行うため、多様な働き方が可能です。
まとめ
いかがでしたか?鳶職は年齢に応じた働き方があり、年齢関係なく、長く働くことができる職種だということがお分かり頂けたでしょうか?日比建設では、様々な年代の職人が現場で活躍しています。一番のボリューム層は40代で、現場では重要なポジションについている職人が多く在籍しています。多くの現場で様々なポジションで働くことができる日比建設で、鳶職人として新たなステージに進んでみませんか?年齢よりも経験・スキルを重要視しています。やる気があれば何歳からでも輝くことができますよ!「もう歳だから・・・」なんて思わずに、まずはキャリア相談にお越し下さい!
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